若者の精神性の変化が、自動車メーカーに与える影響

アベノミクスという経済対策が実行されて、1番に目に見える形で、庶民の生活に効いたのが、若者の雇用だ。

アベノミクスの金融緩和は、とにかく、非正規労働やアルバイト、または、若者の新卒採用を増やした。

残念ながら、まだ、急激な賃金上昇までは、実現できていないが、消費税増税などムダな増税政策さえやらなければ、少しずつだが、賃金上昇も実現するはずだ。

たくさん、雇用が増えたことにより、会社経営者を悩ます新しい問題が、若者の雇用を確保することだと思う。

特に今の時代、自動車関連の下請け部品工場など、つまらない単純労働で若者の雇用を確保するのは至難の技となっている。

本当は、親会社が儲けを下請け会社に再分配して、単純労働を機械化やコンピューター化するべきだと思うが、今や親会社の大企業の方も、海外の自動車メーカーとの競争で、下請けに利益を分配する余裕がなくなっている。

だから、海外から、安い労働者をたくさん受け入れることを日本政府は決断したが、たぶん、大失敗するだろう。

今の自動車関連の下請け部品会社の労働は、たとえ、貧しいところから来た健康な男性だろうと、上手く仕事はこなせないと思う。

おそらく、昭和の戦後世代、今のベビーブーマー世代の人なら、こなせたのだろうが、今の海外の健康的な若者でも自動車関連の単純労働は無理だ。

つまらない、汚い、きつい、と最悪な労働環境は、もう、どこの国の若者でも、働かせることは難しくなってしまっている。

だから、親会社は、再分配して、下請けの機械化やコンピューター化を助けるしか道はない。

このことに気づくのに、10年くらいかかるだろう。

それでも、たとえ、今の時代のこの雇用問題が解決したとしても、もう、自動車の時代は終わりが近づいている。

今の若者は、自動車に関しては中古で十分満足の状態になっている。

新車を望むのは、よほどのカーマニアか、それとも、上手く自動車会社のマーケティングにのってしまった若者ぐらいだ。

今の若者は、日本のベビーブーマー世代と価値観や考え方が全く違う。

自動車やバイクなどの乗り物などよりも、同人誌やゲームなどの世界に没頭する傾向が強い。

特に、そういう、変わった趣味などの傾向がよく解るのが、同人誌人気だ。

人気同人サークル、ヨールキパールキが制作する同人作品、S家に嫁いだM嬢の日常などの画期的で今までになかったタイプの画風の作品を見れば、もう、今の若者は、上の世代と全く違う感覚や考え方をもっていることが解る。

自動車産業は、これから、戦後、最高に厳しい構造不況の逆風に苦しむはずだ。