日本の若者の健康格差問題

現代の日本の若者は、異常な2極分化が進んでいる。これは格差と言うよりも階級社会の出現だと言っていいと思う。

大企業の系列会社に勤めた人と下請けの中小企業に勤めた人が20年勤務し続ければ、おそらく所得格差は3倍以上に拡大していくと思う。

それぐらい日本人の中にも格差は拡大しているのだ。

これは、たいへんなことだと思うが、所得格差以上に深刻なのが、健康格差だと思う。

低所得層に陥るとたいへんなのが、食生活だ。今一般的な日本人の低所得層は、2000万人ぐらいいる。

この人たちの食生活を観察してみると、ほとんどの人たちが、インスタント食品を食べている。インスタントは体に悪い。それは、今の20代、30代の低所得の若者たちを見ればわかる。

胃潰瘍やヘルニア、虫歯になる人間の数が、低所得層の若者の間で多発している。

それに、今の若い女性の経済感覚は、目も当てられないぐらいのひどさだ。今の若い女の子たちは、高校を卒業して、適当に働いて25歳ぐらいで結婚して仕事を辞めようなんて考えている人が多い。

時代が変わっていることに全く気づいていない。

そういう人たちは、子育てにかかるコストとダンナの給料の低さに耐えられずに、長時間のパート労働をするはめになるだろう。

今の若者たちは、元気がない、行動力がないと言われるが、それは、食べているごはんが悪くて動くのがだるいとか、やる気が出ないとか、そんな、健康面の理由が大きいのだ。

早急にこうした若者たちの食生活の改善が必要になるが、現実問題、何十年と続けてきた悪い食習慣をすぐに改善することはほぼ不可能に近い。

とすれば、解決策としても最も有効だと思われるのが、健康的な食生活を若者に政府が推奨することだと思う。

景気対策で、健康的な食品にだけ特別に減税や商品券を配るという手もある。

低所得層の人たちは、スーパーの総菜や、納豆、豆腐、野菜などが、もし、半分の値段で買えるとなれば、自然にそのような食品を買い、健康的な食生活に目覚めるはずだ。